国家体育場有限責任会社運営部の賈淑芳氏は、「毎日経済新聞」の取材に対し、「鳥の巣」の命名権の販売はすでに始まったと明らかにした。
現在、レバレッジエージェンシー社、プレシェントグループをはじめとする仲介会社が、命名権の販売作業を引き受けている。レバレッジエージェンシー社のCEOであるストナ氏は、「現在、国際企業6社が、『鳥の巣』の命名権を買うために競争している。『鳥の巣』は世界で最も価値ある不動産になるだろう」と語る。
命名権を手にする企業は、2つの切り札がある。まず「鳥の巣」は北京五輪のシンボル的な存在であるため、ますますスポーツと文化消費にお金を惜しまない人々を引き付けることは間違いない。国安クラブは、「鳥の巣」をホームとして予約しており、管理者は年間60の試合やコンサートの開催を目指していると言う。もう一つは、「鳥の巣」周辺に博物館やデパート、ホテルを建設することができる点だ。
「鳥の巣」のほかに「水立方」や「五棵松体育館」などの施設も、五輪後に命名権が販売されることになっている。「五棵松体育館」は今後1年の間に70のコンサートが予約されており、中国でのNBAの試合や、カナダの歌手アヴリル・ラヴィーンのコンサートもここで開催される。
北京五輪のために新たに建設された施設は12カ所。その半分が大学構内にあり、それからは大学の施設として活用される。
「チャイナネット」2008年8月19日 |