上海万博:湖南館、都市の桃源郷

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発信時間: 2010-03-11 11:09:32 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

湖南館のテーマは「都市の桃源郷」。パビリオンは2つの「メビウスの輪」を絡ませたデザインで、無限大「∞」と中国の太極を意味する。これは、中国が理想とする自然と調和した都市づくりや、湖南省の長株潭(長沙・株洲・湘潭)都市群が目指す「資源節約型、環境友好型」の理念とも合致している。

現代的な展示手法

現代的な展示手法で「メビウスの輪」の上に流動する映像を投影し、遠くから見ると、澄んだ水、青々とした緑の上を1本のカラフルなリボンがひらひらと舞っているように見える。館内では、「緑色森林」をテーマとし長株潭都市群の未来図を映し出す3Dハイビジョン映像が流され、エネルギーの循環利用や持続可能な発展を実現する環境にやさしい「都市の桃源郷」を余すところなく展示する。展示は湖南色を色濃く反映し、紙、芙蓉、桃源郷、武陵源、蔡倫製紙、毛沢東物語など湖南を代表する事物に一貫している。

自然、人文、理想

展示は、「自然桃源郷」「人文桃源郷」「理想桃源郷」の3つに分かれる。「自然桃源郷」では、湖南の秀麗な自然景観を展示する。「人文桃源郷」では、都市の理解、配慮、調和を表現し、湖南の人文的特性や歴史、現代を紹介して、天下の先たることをおそれず、自分を向上させることを怠らない湖南の精神を強調する。「理想桃源郷」では、電子壁画などのマルチメディア手法を用いてインタラクティブな展示を行い、来館者のアイデアとスクリーンの展示を一体化する。 

パビリオン全体が環境に配慮して設計され、主な構造材料は紙と竹であるなど、建物そのものも展示項目も循環利用を十分に考慮したつくりになっている。

「チャイナネット」 2010年3月11日

 

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