タイムリーな中国の空母建造

タグ: 空母 軍事 海洋権益

発信時間: 2010-03-14 15:22:04 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

中国の空母がデビューすれば「中国空母脅威論」が自然に消えてしまうことになる

Q 中国の空母発展の目的は合法的な海洋権益を守ることにあるが、それは関連諸国のさまざまな不安と憶測を招き、「中国空母脅威論」が一時けんけんごうごうたるものとなるかもしれないが、あなたはこの問題をどう見るのか?

A 現在の世界では9つの国があわせて20隻の空母を擁していることに対し、彼らは「脅威論」を叫んでいないのに、ずっとウワサと推測の段階にある中国の空母がこともあろうに「脅威」となるものとなったのか?中国で本当に戦略的威かく作用をもっているものは大陸間弾道弾、原子爆弾、水素爆弾と戦略的原子力潜水艦であるが、「脅威」を感じている人はおらず、これは不思議なことではないか?

「中国空母脅威論」は西側の勢力が画策した陰謀である。われわれは、「脅威論」をデッチ上げたのは主にアメリカのメディアと軍事学術研究機構で、日本とヨーロッパの世論が束になって調子を合わせていることを承知している。これらの国々はいずれも在来の海洋大国で、海洋からの恩恵を享受することは、少ないもので100年、多いもので500年にのぼり、いずれも在来の海洋における勢力圏があり、どの国もほかの新興の大国が現れて彼らと「いくつかの利益」を分け合うことを望んでいない。しかし、中国が平和、調和という理念と外交政策を実行し、それに中国のトータルな経済力が大きいため、彼らのいずれが強硬な手段をとって中国の海上の道を取り囲んで塞ぐに至っていない。

そのため、心理戦術、どろぼうが「どろぼうだどろぼうだ」と叫ぶやり口で、中国の周辺ひいてはより大きな範囲において恐怖心をあおり、外交と政治の面から中国を自らの殻の中に閉じこめ、みずから海洋に対する大志を持たないようにし、または海洋に向かう歩みをスローダウンさせることは、いくつかの西側のシンクタンクの最も安上がりの選択となっている。

アメリカのメディアはかつて、中国の空母建造計画は「1949-1999年の期間にアメリカに何回も歯止めをかけられた」と自ら認めている。どのようにそれに歯止めをかけられたのか?とりもなおさず「中国空母脅威論」を大いに吹聴することであった。

事実上、西側が力を尽くして「中国空母脅威論」を盛んに吹聴することは、まさに中国の海上勢力の弱さを示すものにほかならない。考えてみて、虎はなんと言っても肉食の動物であるのに、従来から自然界に対する「脅威」となったと非難されたことはない。中国の空母がデビューすればやがては「中国空母脅威論」も自然に消えていくことであろう。

われわれはつねに、軍艦が南中国海に出現すれば紛争を引き起こしかねないのではないかと懸念しているが、まったく反対であり、軍艦がそこにくり出してこそかえって風が静まり、これは虎が山の中に帰ったことと同じである。「中国脅威論」をデッチ上げたものは、ほかでもなく平和をぶち壊し、火事場ドロボウを働こうとする連中である。中国は1大国として、地域と世界の平和を擁護する重い責任を担っており、「中国空母脅威論」は中国の対外往来の心理的障害、われわれの頭を締めつける呪文の輪(『西遊記』に出てくる物語で、観音菩薩が孫悟空を三蔵法師に従わせるため、孫悟空の頭に呪文の輪をはめたことから、そう語り伝えられている。天竺へ仏教の経典を求めに赴く途上で、孫悟空が三蔵法師の言うことを聞かないと、三蔵法師は呪文を唱え、孫悟空の頭の上の呪文の輪をがちっとはめつけ、孫悟空はこたえられぬといわれているほど頭が痛むため、三蔵法師の間違った命にも従わざるを得なかったといわれている)となってはならない。

「北京週報日本語版」より 2010年3月14日

 

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