中国の南疆盆地の東部、西北地区の北部、内蒙古中西部などの地域では19日、黄砂が観測され、局地的に砂嵐が発生した。
砂塵を含んだ強風の影響を受けた土地の面積は、およそ96万平方キロ、人口はおよそ1600万人に達している。これは今年の春中国の北方地域で発生した最大規模の黄砂現象である。
衛星撮影と地面モニタリング情報による総合的な分析によると、今回の黄砂はそれぞれ南疆盆地とモンゴルの南部が発生源となっている。
首都北京も19日夜、強風が吹き荒れたため、地上は一面黄色に染まっている。20日も強い北風が吹き、局地的に砂嵐が発生した。
「中国国際放送局 日本語版」より 2010年3月21日