ノイシュヴァンシュタイン城 童話の中の城
ノイシュヴァンシュタイン城は「白雪姫の城」とも呼ばれ、おとぎ話に出てきそうな白い壁と青い屋根の城だ。アルプス山脈にあり、1869年に建設が始まった。この城の建設にはストーリーがある。最初はバイエルン国王のルートヴィヒ2世の憧れからデザインが生まれた。ルートヴィヒ2世は従姉妹にあたるシシー王女に想いを寄せていた。ルートヴィヒ2世が未完成の城に入居する際に、シシー王女が磁器の白鳥を送ったことから、建設当時は「ノイホーエンシュヴァンガウ城」と呼ばれた。シュヴァンは白鳥の意味。
国王は生前にこの夢の城を完成させることができず、後に子孫が完成させた。現在の城は世代を越えて造られた作品である。毎年100万人以上がここを訪れるとは、ルートヴィヒ2世も思いもよらなかっただろう。