ペーナ宮殿 最もロマンチックな宮殿
ポルトガルのペーナ宮殿は国王の離宮で、まるでエデンの園にあるようだ。素晴らしい風景に囲まれ、樹木が生い茂り、山々が幾重にも重なり、人文的景観と自然風景が入り混じる。宮殿にはゴシック様式、ルネサンス様式、ムーア様式、マヌエル様式など様々な建築スタイルが用られている。19世紀に女王マリア2世の王配フェルナンド2世により建てられた。
宮殿の建設は1840年に始まり、フェルナンドが死去した1885年に完成した。この地域に住む高官や身分の高い人は、同様の理念で官邸を建設し、シントラは欧州のロマン主義を象徴する建築の中心地となった。またその公園と庭園のスタイルも後世の景観のデザインに大きな影響を与えた。ペーナ宮殿は1995年に世界遺産に登録された。