11機の自家用機を所有している温州出身の許偉傑さん。総額は約2000万元だ。「飛行機の操縦は私の趣味で、付き合いの手段としても役に立っている。自家用機はスポーツカーより安く、1年にかかるメンテナンス費は約100万元。私はこの経費を接待費にしている。多くの人はゴルフをしたりスポーツカーに乗って付き合っているが、もうそれも飽きたことだし、もし取引先を自家用機に乗せて空を一回りできれば、その効果は間違いなく違ってくるだろう」
飛行が難しい自家用機
西安閻良国家航空ハイテク産業基地は、中国では初の国家級航空ハイテク産業の基地であり、中国民用航空局は昨年、この基地を中国民用航空が唯一使える航空産業園区の試験基地と認め、「個人飛行の聖地」になった。
この基地の管理委員会主任である金乾生さんは「自家用機の購入はただお金を出して終わりではない。設備の整備やレベルにも関わってくる。多くの富豪たちは自家用機を喜んで買っているが、結果的には各設備などが追いつかず、倉庫で使われずに眠っている状態だ」と話す。
低空飛行の開放は3年以内にも金乾生さんは、低空飛行の開放は、個人が何の制約も受けずに飛行できるという意味ではなく、管理の開放と飛行の秩序化を推進するこだと強調する。そして金乾生さんは「低空飛行が開放されれば、中国の自家用機産業はかなりの勢いで発展し、短期間にブラジルを上回るだろう」と予測している。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年8月3日