中国北東部遼寧省の気象局が24日に発表したところによると、遼東湾北部の海氷面積が2800平方キロを超えたほか、黄海北部でも480平方キロに達し、いずれも4日前より大幅に拡大したことが分かった。
海氷(かいひょう)とは海水が凍結したもので、温暖な海域をより寒冷な大気から遮断する役割を果たしているが、その拡大によって沿岸地域に低温災害をもたらす恐れもあるとされている。
遼寧省は今冬の海氷拡大に備えて予防措置を講じており、海事関連部門にも海氷警報を出している。
今後2日間で、海氷面積はさらに増えていくだろうと予測されている。
「中国国際放送局 日本語部」より 2010年12月25日