セネガルのバラの湖は遠くから見ると、うっとりするようなローズ色に見える。湖に古細菌(extremophiles)という微生物がいてこの色になるのだ。極端に悪い環境でも生存可能な生物で、塩分濃度1リットルあたり80~300グラムのこの湖でも旺盛に成長できる。
この奇異な小さな生物のため、湖の色はロマンティックなバラ色になった。また、日光や温度など環境の変化によって、湖のピンク色の濃さも変わる。
バラの湖の面積はわずか3平方メートルで、この塩湖は1リットルあたり塩分含有量は380グラムに達する。1970年代から、バラの湖で生産した塩が市場で手に入るようになり、セネガルの漁業で不可欠の原料となっている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2011年7月14日