新紙:マレン議長の訪中と姚明引退に内在する関係

新紙:マレン議長の訪中と姚明引退に内在する関係。 米軍のマレン統合参謀本部議長が中国を訪問した今月9日、ヒューストン・ロケッツで活躍した中国人選手、姚明が米プロバスケットボール協会(NBA)の公式サイトで引退を表明した。この何も関係がないように思われる2つの事件だが、実はどちらも中米関係に小さくない影響を与えている…

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発信時間: 2011-07-15 16:00:38 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

米軍のマレン統合参謀本部議長が中国を訪問した今月9日、ヒューストン・ロケッツで活躍した中国人選手、姚明が米プロバスケットボール協会(NBA)の公式サイトで引退を表明した。この何も関係がないように思われる2つの事件だが、実はどちらも中米関係に小さくない影響を与えている。マレン議長の5日間にわたる訪中で、つながりの弱かった中米両軍関係に新たな進展があった一方、姚明の引退で中米の文化交流は象徴的な旗を失った。シンガポール紙・聯合早報が14日、報じた。

◇透明度を高め、米軍の懸念を解消したい人民解放軍

前国務長官のラムズフェルド氏やゲーツ氏の訪中に比べ、中国は今回、陸海空、第二砲兵部隊の軍事基地や中核装備をマレン氏に公開。これほど気前のいい公開は過去に例がない。なかでも二砲は中国の戦略ミサイルや核を掌握する敏感な部門で、これまでほとんど対外に開放されなかった。中国はマレン議長にミサイル基地の扉を開くことで、人民解放軍が公開の尺度を拡大し、中米軍事交流を深化させたい意向を表明した。

「空母キラー」と騒がれているミサイル「東風21D」について、陳炳徳総参謀長は「このミサイルはまだ研究段階にあり、作戦能力を備えていない」とマレン議長に紹介。このはっきりとした説明に、これまでの秘密保持と曖昧な姿勢を改め、透明度を高めることで米軍の懸念を解消し、米軍と正常な関係を築きたい人民解放軍の思いが表われている。

中米両国には中米間の対立を強調する声がまだあり、中米間に存在する戦略的、構造的矛盾は短期間では解消できないが、マレン議長の今回の訪中はつながりの弱かった中米両軍の関係を新たな段階に押し上げた。中米軍事交流にはまだ、米国の台湾への武器売却、南中国海問題、朝鮮半島情勢の緊張などにより再び危機が訪れるかもしれないが、いずれも正面から相手を敵とみなし、特に今では人民解放軍の開放により危機をコントロールできる範囲に抑えられるようになった。戦略的矛盾と利益の衝突に比べ、平和が結局は中米両軍の最大公約数となる。

◇姚明の引退はNBAの多大な損失に

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