中国銀行の関係者は、「シンガポール支店は今後、現地市場を開拓し、顧客サービスの水準を高め、中国・シンガポール両国の経済・貿易交流を促進する」と述べた。
シンガポール金融監督管理部門は銀行に対して、「フルバンク」、「ホールセールバンク」、「オフショアバンク」の3種の免許を発行している。このうち外資系銀行に対するフルバンク免許は、「認定フルバンク(QFB:Qualifying Full Bank)」と「フルバンク」の2種類に分かれ、ホールセールバンクとオフショアバンクは支店を1店しか設立できない。シンガポールに進出した中国系銀行のうち、中国銀行シンガポール支店はフルバンク免許を、中国工商銀行、中国建設銀行、中国交通銀行はホールセールバンク免許を、中国農業銀行はオフショアバンク免許をそれぞれ取得していた。
中国とシンガポールの経済交流の増加、中国系銀行の現地化に伴い、中国系銀行のサービスの需要が現地で増加している。2行の認定フルバンク免許の取得により、現地市場の開拓が推進され、より良い金融サービスが提供されることになる。(編集YF)
「人民網日本語版」2012年10月10日