貴州省黔東南ミャオ族トン族自治州丹寨県の山奥にある排調鎮党早村は、同自治州でも特に貧しい村だ。現地政府は昨年7月に農業開発業者を誘致し、党早村の生態野菜栽培模範基地を建設した。第1陣として、195.5ムーのブロッコリーを栽培した。
山間部には耕作地が少なく、坂が急で、農機の使用が難しいといった問題がある。これを解消するため、現地の農家は合作社と共に、野菜基地の坂に5本の索道を作った。野菜を植える際にはこれを使い、農具や肥料を中腹から麓に運ぶ。収穫の際には野菜を麓から山腹の道路の隣に運ぶ。業者がこれを回収し車で外部に運び出す。便利かつスムーズで、労働力と輸送コストを大幅に節約した。
同模範基地のブロッコリーの栽培は、ミャオ族の59世帯によって行われている。うち貧困世帯は16世帯。
「中国網日本語版(チャイナネット)」2018年4月14日