クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の香港の乗客を乗せた観光バスが20日午前10時18分頃、香港火炭駿洋邨に入った。ダイヤモンド・プリンセスの香港の乗客106人を乗せた第1陣の民間チャーター機が香港国際空港に到着した。乗客は14日間の強制検疫を受けるため、直ちに香港火炭駿洋邨に移動した。駿洋邨では多くの警備員が交差点を守り、邨内では検疫センターが準備を整えていた。
香港特区政府は同日、検疫センターに入居する人員には今のところ症状が見られず、感染確定者も感染の疑いのある人員もいないと発表した。同クルーズ船の香港の乗客は364人で、19日まで55人の感染が確認された。彼らと33人の濃厚接触者は日本で治療もしくは観察を受けるため、今のところ香港には戻れていない。
同クルーズ船は先月25日に香港に停泊した。80代の香港の旅客が下船後、新型コロナウイルス肺炎に感染していることが確認された。同クルーズ船が3日夜に横浜に到着すると、日本の当局は船内の全乗客及び乗員約3700人の大規模な検疫を行った。5日より全員の下船が禁じられ、自室で14日の強制隔離に入った。19日まで船内の621人の感染が確認されている。
「中国網日本語版(チャイナネット)」 2020年2月21日