全国人民代表大会（全人代）代表、清華大学国家金融研究院長の田軒氏は、「外資系企業へのサービスとサポートの強化、象徴性プロジェクトの実施の加速、『中国投資』ブランドの持続的な構築といった多くの活動・任務の手配は、高水準の対外開放で外資をより力強く導入・利用する中国の決意を十分に示した。これはグローバル企業の対中投資の自信をさらに強める一助となる」と述べた。

中国は近年、外資ビジネス環境を持続的に最適化し、外資導入の面で顕著な成果を手にしている。田氏は、「開放的で包摂的なグローバル化ビジネス環境を構築するためには、制度型開放という軸をめぐり政策の相乗効果を強化し、ビジネス環境建設水準を持続的に高めるべきだ」との見方を示し、次のように提案した。

トップレベルデザインを強化し、全国共通の外資安定活動メカニズムを構築し、対外開放の広さと深みを増し、より高水準の開放で外資を導入する。中国国際輸入博覧会や中国国際サービス貿易交易会などの重要な場を利用し、開放政策と投資環境の宣伝・PRを強化し、規則・規制・管理・基準などの面で国際一流基準にさらに合わせる。その一方で条件を満たす外商投資企業向けにグリーンルートを設置し、適格海外投資事業有限責任組合（QFLP）外為管理便利化制度を構築し、政務サービスの全体水準を上げる。

「中国網日本語版（チャイナネット）」2025年3月11日