上海市商務委員会、上海自由貿易試験区管理委員会などは共同で7日、「上海自由貿易区における自動車の並行輸入(試行)に関する通知」を発表した。それによると、同区で登記された自動車代理販売業者は商務部の輸入許可を得た上で、海外から自動車を輸入する事業を行うことができる。商務委員会の関連責任者によると、正規の代理店を通さない並行輸入が認可されたことで、自動車販売市場で競争原理が働き、価格がより合理的に形成されることにつながるという。監督部門は品質の安全とアフターサービスに重点を置き、試行の実施に力を入れていく。
平行輸入とは海外メーカーの正規の代理店を通さずに、海外で買い付けた自動車を中国国内で販売することを指す。国務院弁公庁は昨年11月、「輸入強化に関する若干の意見」の中で、上海自由貿易区で自動車の並行輸入業務を先行して行うことを打ち出していた。
「通知」によると、上海市商務委員会は自由貿易区管理委員会などと共同で、並行輸入業務と試行企業の認定を推進していく。