中国の唐国強・駐ウィーン国連大使は9日、朝鮮半島の核問題に関する国際原子力機関(IAEA)の特別理事会で発言し、今年2月の6カ国協議共同文書を全面的かつ均衡的に履行し、朝鮮半島の非核化と6カ国協議のプロセスを推進するよう、関係各国に努力を求める考えを強調した。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
唐大使は共同文書について「平和的方法による朝鮮半島の早期非核化実現を望む各国の政治的な態度を十分に体現しており、朝鮮半島の非核化推進、関係国の関係正常化、北東アジアの平和と安定の維持にとって重要な意義を持つ」と指摘。
さらに「中国は6カ国協議の合意に基づくIAEAの積極的な努力を称賛するとともに、IAEAと朝鮮が監視・検証で合意にいたったことを歓迎する。事務局長報告の提案を本理事会で承認することを支持する。IAEAが共同文書の履行に貢献し、朝鮮半島の核問題において、引き続き積極的な役割を果たしていくことを希望する」と表明した。
「人民網日本語版」2007年7月10日