中国駐米大使:中・米は経済貿易の互恵関係維持を

中国駐米大使:中・米は経済貿易の互恵関係維持を。

タグ:中米関係

発信時間:2007-11-16 09:58:22 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

 

  中国の周文重・駐米大使は13日、米国ミシガン州の「デトロイト経済クラブ」で、中・米の経済貿易関係についてスピーチを行った。スピーチの中で周大使は「中米経済貿易関係は急速に発展している。中国は米国の懸念する経済貿易問題を重視し、解決のための積極的な措置を採っている。米国が積極的な努力をし、両国の互恵的な経済貿易関係を共に維持していくことを希望する」と述べた。スピーチにはミシガン州各界の600人余りが出席、スピーチ後には大使に対する質問の時間も設けられた。「新華網」が伝えた。

  スピーチの内容は以下の通り。

  経済貿易の分野での平等で互恵的な協力関係は、両国国民の根本的な利益に適っている。両国経済は相互補完性が強く、急速に発展中の経済貿易協力は互恵的で、両国民に現実的な利益をもたらすものだ。両国はこれからも、発展・平等・互恵の原則を堅持し、「中米戦略的経済対話」や中米商業貿易・経済・科学技術連合委員会などの作用を十分に発揮しながら、平等な対話と友好的な話し合いによって経済摩擦問題を適切に処理し、よりいっそうの互恵的協力関係を切り開いていくことが必要だ。保護貿易主義的な措置や経済貿易問題の政治化は避け、慎重に問題解決にあたっていかなければならない。中国は米国の経済貿易問題を重視し、積極的な措置を採って解決を図っている。米国も相応の積極的努力をし、保護貿易主義的なやり方をやめ、対中輸出制限を緩和し、中国と共に互恵的な経済貿易関係を維持していくべきだ。

  台湾問題についてだが、台湾問題は中国の関心の核心であり、13億人の中国人の民族感情に関わる問題だ。中米関係で最も重要で最も敏感な問題といえる。現在、台湾海峡の情勢は非常に敏感で深刻な局面を迎えている。陳水扁当局は、国連加盟に向けた国民投票など法理独立派の分裂活動を推進している。台湾独立を掲げる分裂主義勢力とその活動は、台湾海峡の平和的安定とアジア太平洋地域の安全に対する最大の脅威だ。中国は最大の誠意と最大の努力を尽くして、両岸の平和的統一を実現する。いかなる者がいかなる大義でいかなる方法で台湾の分裂を図ろうとも、台湾が中国から分裂することは絶対に許さない。 

  写真:中国駐米大使の周文重氏

  「人民網日本語版」2007年11月15日


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