資料写真:SM-3艦対空ミサイル
中国外交部の秦剛報道官は18日、定例記者会見で質問に答えた際、「中国政府は日本の行為が、本地域の平和と安定を維持し、本地域における国家間の相互信頼を深めるための役割を果たすよう希望している」と語った。
関係筋によると、日本防衛省は18日、日本海上自衛隊のイージス護衛艦「コンゴウ」号が同日午前、米ハワイ・カウアイ島沖においてSM(スタンダード・ミサイル)-3艦対空ブロックミサイルを成功裏に発射し、敵の弾道ミサイルと仮設した模擬ミサイルに命中させたことを明らかにした。これについての一問一答は次の通り。
記者:日本のミサイル発射演習は台湾海峡の情勢に脅威をもたらすか。米日の共同開発のミサイルは中国がまもなく開発する中距離弾道ミサイルを対象とするという論説を目にしたが、中国側のコメントはどうだろうか。
秦剛報道官:われわれは、日本政府が「日本は平和発展の道を堅持する」と何度も言明したことに注意している。日本の行為が本地域の平和と安定を維持するよう希望している。私はしばらくこれらの論説に対し何のコメントも発表しない。中国は平和と発展の道を堅持し、善隣・友好の隣国政策を実施し、本地域の国及び他地域の諸国との相互信頼を深め、協力を強化し、本地域の平和、安定と安全を維持するよう願っている。台湾問題は中国の内政であり、中国は、いかなる国がいかなる方式でも台湾問題に介入する行為に断固として反対する。
「チャイナネット」 2007年12月19日