中国共産党中央組織部は20日、改選作業の開始後に各クラスの組織部門が調べることを通じて確認した、指導幹部と人材選出・任用問題に関する告発は2万5243件、事実または一部事実と認められた告発は1844件、組織処理・規律処分・刑事処罰の対象となった責任者は1968人に上ることを明らかにした。新華社のウェブサイト「新華網」が伝えた。
中央が地方指導層の改選作業計画を打ち出したことを受け、中央組織部は全国組織部門の「12380」告発業務テレビ会議を特別に招集し、各クラスの組織・部門に対し「12380」専門電話告発業務を着実に実施し、大衆の告発を迅速に受理し、大衆が報告した問題を真剣に調べ、組織人事規律違反に断固とした処分を科すよう指示した。
昨年8月、中央組織部は河南省商丘市のある区の委員会書記が改選前に、規定の手順に違反して、一挙に幹部を抜擢したとの告発を受け入れ、調べなければならない案件として、ただちに河南省委員会組織部に回した。調べた結果、同書記は改選前に常務委員会を4回招集し、考査・任用資格審査など規定の手順を踏まずに幹部94人を抜擢したことが明らかになった。河南省委員会と商丘市委員会は責任者に党内厳重警告処分を科すと共に、規律違反の幹部の解任を決定した。
昨年5月、湖南省衡陽市のある県級市の副市長が、市委員会改選の民主推薦大会の前に、市の指導層、市直属機関や一部の郷・鎮の主要責任者に携帯電話のショートメッセージを送って票集めをしたとの告発があった。衡陽市委員会組織部がただちに調べた結果、これを事実と確認。責任者に党内厳重警告処分に加え、指導ポストの一時停止処分を科した。
「人民網日本語版」2007年12月21日 |