楊潔チ外交部長は23日、ライス米国務長官とベルリンで会談した。楊部長は次のように述べた。
近年来、中米両国は緊密なハイレベル交流を行い、経済貿易など重要分野の協力をたゆまず深め、重大な国際・地域問題における意思疎通と協調は大きな成果を上げている。今年双方は、重大な国際・地域問題における協議と協調を一層強化するとともに、台湾および経済貿易摩擦などの敏感な問題を適切に処理し、米国の総選挙の政治的要因による妨害を回避し、両国の建設的協力関係の安定的で健全な前向きの発展を確保するべきだ。
現在台湾海峡は非常に厳しい情勢にある。陳水扁氏は国際社会の反対を無視して「国連加盟住民投票」を頑なに進め、台湾海峡の平和・安定とアジア太平洋の安全に深刻な脅威と挑戦をもたらしている。「国連加盟住民投票」に反対し、これを制止することは、中米共通の利益に合致する。中国側はライス国務長官を含め米側が「国連加盟住民投票」への反対を公的に表明していることを称賛する。米側が中国側と共に、台湾海峡の平和・安定と中米関係の大局を守るために一層の努力を払うことを希望する。
ライス長官は、米中関係に対する楊部長の見解に賛意を表明。「米中関係は良好に発展しており、幅広い分野の協力の一層の強化は両国の共通利益に合致する」と述べた。また、台湾当局による「国連加盟住民投票」の実施に断固反対する米側の立場を重ねて言明。米国は「1つの中国」政策を引き続き断固遂行していくと強調した。
「人民網日本語版」2008年1月24日 |