外交部の3月25日午後の定例記者会見で秦剛報道官は、ラサで発生した暴力犯罪事件の取材に関して、記者の質問に以下のように答えた。
10数人の記者が3月26日、ラサでの取材に出発する。今回の取材の主催側は、暴徒による「暴行・破壊・略奪・放火」の現場や、関係者、被害者のインタビューをアレンジしている。私たちは、今回の取材を通じて各メディアが、ラサの暴力犯罪事件の真相に対して客観的理解を深めてくれることを希望している。
取材の記者に注意してもらいたいのは、ラサの秩序はすでに回復しているが、まだ捕まっていない暴徒もおり、私たちは様々な措置を講じて取材記者の安全を確保するが、皆さんも自らの安全には気をつけてほしい。
受け入れ能力と関連の条件に限りがあるため、全てのメディアの取材は無理である。皆さんが今回の取材に大きな関心を持っていることは知っているが、中国に駐在する約700人の記者全員の取材をアレンジすることはできず、その点はどうか理解してほしい。
メディアの取材を手配する中で私たちはバランスを考え、今回の取材に参加できなかった記者は、今後、同じような取材があった場合は、そのチャンスがあるかもしれない。取材のチャンスは皆さんにとって平等だと思っている。
「チャイナネット」 2008年3月26日