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習副主席 金正日総書記と会談 6カ国協議に言及
発信時間: 2008-06-19 | チャイナネット

朝鮮労働党総書記、朝鮮民主主義人民共和国国務委員会の金正日(キム・ジョンイル)委員長は18日、ピョンヤンで中国共産党中央政治局常務委員の習近平国家副主席と会談を行った。

習近平副主席は、まず胡錦涛主席の心のこもったあいさつと祝福の言葉を金正日総書記に伝え、朝鮮民主主義人民共和国の建国60周年に熱烈に祝賀の意を表し、朝鮮の人々が国家建設の各分野で、さらなる大きな成果を遂げることを祈った。

金正日総書記は習近平副主席に、胡錦涛総書記への心を込めたあいさつを伝え、「習近平副主席の朝鮮訪問は、朝中の伝統的な友好関係に対する中国側の重視を具体的に表しており、習近平副主席の訪問を熱烈に歓迎する」と語った。

習近平副主席は、「中朝間の伝統的な友好や協力関係を強化し更に発展させることは、中国共産党と中国政府にとって揺るぎのない戦略方針だ。私たちは朝鮮側とともに伝統を継続し、将来に向けて隣国として友好関係を保ち、協力を強化するという原則に基づいて、両国間のハイレベルの交流を維持し、経済や貿易分野における協力を深める。そして2009年の『中朝友好年』のイベントをしっかりと行い、両国がともに関心を寄せる地域や国際的問題での協調を強化し、新しい情勢下でより大きな活力が現れることを願っている」と語った。

金正日総書記は、「朝中間の友情は両国の一世代上の革命家が残した大切な遺産であり、過去、現在、将来においても非常に大切なもである。朝鮮側は一貫して、両国の伝統的な友情の発展に全力を尽くしている。これは朝鮮にとって断固として変わることのない立場だ。2009年は両国の国交樹立60周年にあたり、双方は『朝中友好年』を開催する。朝鮮側はこれをきっかけに、中国とともに両国の友好や協力関係がさらに促進されることを願っている」と語った。

朝鮮半島の核問題について習近平副主席は、「現在、6カ国協議は一時的な困難を克服し、さらに前に進むチャンスである。各方面は同じ方向に向かって進み、第二段階の行動を全面的に着実にするために力をいれ、6カ国協議が新しい段階に進むよう推進することを希望している。中国は引き続き建設的な役割を果たし、朝鮮側との交流と協力を強化したい」と語った。

金正日総書記は6カ国協議について朝鮮の立場を述べ、「6カ国協議は曲折があるが、数多くの重要な協議や共通認識を達成し、中国は議長国として重要な役割を発揮してきた。朝中は今後も引き続き良好な協力を進めることを願っている」と語った。

「チャイナネット」 2009年6月19日

 

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