国民が中国共産党党員、指導幹部、国家公務員の不正行為を告発したり、党風を正し、汚職をなくすための意見を寄せることができる、全国統一ホットライン「12388」が本日、運用を開始する。地元については「12388」を直接ダイヤル、他の地区については長距離電話番号を頭に加えるだけで、中央紀律検査委員会監察部や全国各地の紀律検査監察機関に問題を報告することができる。
全国の各級の紀律検査監察機関は1988年以降、告発ホットラインを相次いで設置。市民から寄せられた多数の告発から、価値ある案件の手がかりを多く発見、その中から貴重な情報をふるいに分けて活用してきた。告発ホットラインは党員、指導幹部、国家公務員に対する監督のルートを広げ、その便利さ、スピード性により、党風を正し、汚職をなくす戦いの中で、重要な役割を果たしてきた。だが、地域ごとに番号が違うために不便だったり、告発用電話と執務用電話が同じというケースもあり、その役割の発揮に影を落としていた。今回の統一ホットラインの設置は、告発をよりスムーズにすることで、党風を正し、汚職をなくす戦いに、より多くの人々が参加できるようにするためのもの。05年7月15日の中央紀律検査監察部によるオンライン告発システムの開設(www.jubao.gov.cn)に続くもので、市民による監督の作用を十分に発揮させる重要な措置だ。
「人民網日本語版」2008年6月26日 |