外交部の劉建超報道官は26日の定例会見で、次のように発表した。

国連の潘基文事務総長の要請を受け、中国はスーダン・ダルフール地方における国連・AU合同ミッションへの一層の参加を決定した。

中国政府がダルフール地方に派遣する平和維持工兵分隊の後続部隊はすでに出発準備を整えており、国連側の物資・装備輸送計画に基づき、7月中旬に配置につく予定だ。中国は、スーダン南部に駐留する中国の国連スーダン派遣団の要員と装備の一部を一時的にダルフール地方へ回し、中国の平和維持工兵分隊による設営・道路修復作業を手伝わせることに合意した。合同ミッションが水不足の問題に直面していることを受け、中国側も井戸を掘るための人員や設備を増派する。

ご存じのように、中国は一貫してダルフール情勢に高い関心を払い、また、平和維持活動と政治交渉をバランス良く同時に進める「双軌」戦略を堅持して、ダルフール問題の政治的解決を実現することを積極的に主張してきた。中国は国際社会と共に、ダルフール地方の平和・安定・発展の早期実現に向けて、引き続き自らの貢献を果たしていきたいと思っている。

「人民網日本語版」2008年6月27日