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国際社会はダルフール地方の政治プロセスを加速すべき
発信時間: 2008-02-20 | チャイナネット

外交部の定例会見で19日、劉建超報道官が国内外の記者の質問に答えた。

――劉貴今大使がスーダンと英国を訪問する。今回の訪問の目的は何か。スーダン政府にどのようなメッセージを伝えるのか。

劉大使は中国政府ダルフール問題特別代表に就任して以来、ダルフール問題の解決と地域情勢の緩和を促進するために、重要な働きをしてきた。すでにスーダンを3回訪問し、米英などダルフール問題に関心を寄せる国々の外交当局とも意思疎通や協議を行ってきた。今回の訪問もその努力の継続だ。

中国を含む国際社会による共同努力の下、ダルフール問題には最近前向きな進展があった。国連とスーダン政府はすでに「部隊地位協定」などの問題で基本的な合意に至った。現在「合同行動」が徐々に展開され、各方面は政治プロセスの推進に力を入れている。

当面は、国連・アフリカ連合(AU)・スーダン政府の3者枠組の主要ルートとしての役割を引き続き十分に発揮させるべきだ。関係各方面は忍耐を保ち、対話と平等な協議を通じてダルフール問題を適切に解決すべきで、無闇に圧力を加えるべきではない。情勢の一層の複雑化を防がなければならない。ダルフール地方の政治プロセスが平和維持計画に明らかに後れを取っている現状

において、国際社会は政治プロセスのステップを適切に加速し、平和交渉に未参加の反対派への働きかけを継続し、早期に政治プロセスに加わり、スーダン政府と全面的な和平協定を締結するよう促していくべきだ。国際社会はスーダン政府によるダルフール地方の人道・安全状況の改善、同地方の平和・安定・発展の早期実現を支援していくべきだ。

劉大使は訪英中、これについて英外務省高官と踏み込んで意見交換するほか、英国の学者とも話し合いを行う。(編集NA)

「人民網日本語版」2008年2月20日

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