楊潔チ外交部長は29日、釣魚台国賓館で米国のライス国務長官と会談した。
ライス国務長官は、「四川大地震の被災地を見て、中国政府の震災への対応と救援活動にとても驚き、被災者たちが必死に被災地を復興する精神に深い印象を受けた。米国は今後も引き続き中国側に援助を提供する」と語った。
これに対して楊部長は、「四川大地震の発生後、米国政府や社会の各方面が中国政府や国民にお見舞いの意を表し、多くの援助を提供してくれた。ここで私たちはもう一度感謝の意を表したい」と述べた。そして次のように語った。
「中米関係はここ数年、著しい発展を遂げている。中米関係の発展は、両国の根本的な利益に合致するもので、本地域やひいては世界平和、安定、発展にも有利である。次の段階の中米関係は、重要な発展のチャンスであり、数多くの挑戦にも面している。両国は、戦略的な高度で長期的な発展を踏まえ、建設的な協力関係の発展方向をしっかりと把握して、両国首脳が達成した共通認識を実行し、対話や交流、協力を強化し、両国間の敏感な問題を適切に処理して、中米関係の持続的かつ安定な発展を推し進めていくべきだ」
ライス国務長官は、「米中関係の基礎はしっかりしており、建設的だ。米中関係は地域や世界の平和の安全に関わっており、とても重要であり、米国側は中国側との対話と協力を強化し、共同で世界的な問題や挑戦を解決するよう願っている」と語った。