双方は密接な協力を保ち、来月に日本の北海道で開催されるG8サミット(主要国首脳会議)と発展途上国指導者との会合で、中米両国の首脳が積極的な成果をあげることを確保することで合意した。
またブッシュ大統領やライス国務長官が北京オリンピックの見学を期待していることに対して、楊部長は歓迎の意を表し、ブッシュ大統領と米国政府が数回にわたり北京オリンピックの支持を表明したことに賛意を表した。
楊部長は、両岸関係の新たな情勢における中国政府の台湾問題に関して、米国側が「一つの中国」という政策を堅持し、中米の3つの共同コミュニケを遵守して、「台湾の独立」に反対する承諾を履行し、台湾問題を適切に処理して両岸関係の平和と発展の支持を期待と述べた。これに対してライス国務長官は、米国は台湾問題について再度、「台湾の独立」に反対していると表明し、両岸関係が引き続き改善されるよう願っていると述べた。
双方は平等かつ相互尊重の上で、人権に関する対話を行うことで一致した。
双方は6カ国協議やイランの核問題、スーダンのダルフール、ジンバブエの情勢などについて意見を交換し、会談後、楊部長とライス国務長官は共同で記者会見を開いた。
「チャイナネット」2008年6月30日