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中国人民はあなたたちをいつまでも忘れない! |
発信時間: 2008-07-09 | チャイナネット |
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主要8カ国(G8)と発展途上国の拡大首脳会合に出席するため訪日中の胡錦涛国家主席は8日午前、四川大地震の救援活動に参加した日本の国際緊急援助隊の救助チームおよび医療チームの代表と、札幌市で親しく面会した。今回の訪日で最初の公式活動だ。
午前9時半に会場に到着した胡主席は、代表16人と親しく握手を交わし、中国の政府と人民を代表して、心からのあいさつを伝えた。 5月12日午後2時28分、山河の形を変えるほどの大地震がブン川を襲った。中国の党と政府は迅速に軍民を指導し、空前の規模で、この上なく困難な震災との戦いを繰り広げた。中国人民が甚大な自然災害に見舞われた時、国際社会は積極的に援助の手を差し伸べ、貴重な物的・人的支援を行った。日本の国際緊急援助隊は真っ先に被災地入りし、救援活動に積極的に参加した。 会見の冒頭で、胡錦涛主席と国際緊急援助隊の代表は、特別に制作されたテレビ番組「大愛無彊」を共に鑑賞した。
生き生きとした映像の1つ1つが、国際緊急援助隊の代表らを、四川大地震の被災地で過ごした119時間へと引き戻した。彼らの昼夜を問わぬ働き、渡り歩いた活動地、崩れそうな廃墟から回収した16体の遺体――。代表らは、重傷を負った中国の少女・劉軼さんが日本語でお礼を言った感動的な瞬間を再び体験した。 相次いで発言した小泉崇、杉本健太、田尻和宏、石井美恵子の代表各氏は、四川省の震災に改めて慰問の意を表明するとともに、被災地での並々ならぬ救援活動の日々を溢れる感情と共に思い起こし、彼らが中国の人々、特に被災地の人々への溢れそうな思いを胸に援助活動へ赴いたことを伝えた。中国の政府と人民が示した協力と高い評価は、彼らを大いに鼓舞した。四川大地震の被災地での経験は、彼らにとって一生ものの貴重な財産だ。代表らは「中国の人々は必ず困難を克服し、災難に打ち勝ち、ふるさとを再建できると固く信じています」と表明した。 国際緊急援助隊の代表の言葉を聞き終えた胡錦涛主席は、次のように語り始めた。
中国人民が甚大な震災に見舞われた危難の時、日本の政府と社会の各界は次々に援助の手を差し伸べてくれました。日本の救助チームは最初に被災地入りした国際救援隊であり、あなたたちのすばらしい救援活動は、中国人民に深い印象を残しました。医療チームも目覚ましい治療活動をしました。あなたたちが身をもって示した崇高な人道主義精神とプロフェッショナルな精神を、中国人民は高く評価しました。あなたたちはその活動で、中国人民への日本人民の友好感情を十分に形にしてみせました。 中国の政府と人民を代表して、日本の救助チームと医療チームに、衷心より謝意を表します。 現在わたしたちは、被災者の落ち着き先の確保と、復興事業を急ピッチで進めています。極めて困難な任務ではありますが、わたしたちは、日本を含む国際社会の力強い支持と援助の下、必ずや震災との戦いに全面的な勝利を収め、美しいふるさとを早く再建できるよう被災者を助けることができるものと信じています。 災害を防ぎ、減らすことは人類社会が抱える共通の課題であり、中日両国が実施する戦略的互恵協力の重要分野でもあります。中日両国が共に努力し、この分野での協力を強化し、戦略的互恵関係の発展をさらに推し進めることを希望します。 胡主席は最後に「友たちよ、中国人民はあなたたちをいつまでも忘れない!」と熱っぽく語った。 写真:国際緊急援助隊の代表と会見する胡主席 「人民網日本語版」2008年7月9日 |
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