胡錦濤国家主席は8日、ブラジルのルーラ大統領と札幌で会談した。
胡主席は、「中国とブラジルの戦略パートナーシップが結ばれてからの15年間、両国関係は健全で前向きな不断の発展を遂げてきた。両国関係は現在、全面的発展の新段階にある。両国のハイレベルは頻繁に交流し、政治的な相互信頼も不断に強まっている」と指摘し、「2カ国貿易は急速な増加を続けており、天然ガスパイプラインやコミューター航空などの重大プロジェクトにおける良好な協力も展開された。両国の地球資源衛星プロジェクトも順調に進展しており、発展途上国間の協力のモデルケースだと賞賛されている。世界と地域の重大問題における双方の密接な交流と協調を保持していきたい」と述べた。
ルーラ大統領は、「ブラジルと中国は共に重要な発展時期にあり、両国関係は大きな発展を遂げてきた。両国は戦略パートナーシップを結び、政治や経済貿易の関係は不断に強まっている」と指摘し、「ブラジルは『1つの中国』政策を堅持しており、中国の領土保全と祖国統一を支持している。エネルギー・気候変動・食糧安全保障などの分野での協調とドーハラウンド推進のための協力を両国が強化することを希望する」と述べた。(編集MA)
写真:札幌で8日、ルーラ大統領と握手する胡錦濤主席
「人民網日本語版」2008年7月9日