胡錦濤国家主席は8日、インドのシン首相と札幌で会談した。
胡主席は、「現在の世界は大変革・大調整の中にあり、中国やインドなどの発展途上大国の振興がめざましい。中国とインドは、気候変動・エネルギー安全保障・食糧安全保障・ドーハラウンドなどの問題で、共通のプレッシャーと挑戦に直面しており、似通った立場と主張を持っている」と指摘し、「中国側は、インドとの疎通と協調を強め、発展途上国の正当な権益を維持し、共同発展を実現していくことを希望する」と述べた。
シン首相は、「インドと中国は戦略的協力パートナーであり、中国との友好協力関係を発展させることはインド政府と国民の共通の願いだ。インドと中国の経済貿易関係は過去数年で急速に発展し、国防と安全の分野での交流も満足できるものだった。また両国は、気候変動や食糧価格など世界と地域の問題についての協議と協力も展開した」と指摘し、「インド政府と国民は両国関係の発展を重視しており、両国の友好関係と各分野での協力を引き続き推進し、国際問題での協力を強化し、世界の平和と安定に貢献することを希望している」と述べた。
写真:札幌で8日、シン首相と握手する胡錦濤主席
「人民網日本語版」2008年7月9日
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