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中国、食の安全で関係国と協力強化の意向
発信時間: 2008-10-10 | チャイナネット

外交部の定例会見で9日、秦剛報道官が質問に答えた。

――粉ミルク事件の影響で、ブラジル政府はすでに、すべての中国産食品の輸入禁止を決定した。中国側はこれについてブラジル政府と協議したか。他国も同様の措置を取ることへの懸念はあるか。

三鹿集団製粉ミルク事件の発生を受け、いくつかの国々が中国製乳製品の輸入制限措置を講じたことには、理解を表明する。どの国の政府も自国の消費者の健康と命を守る必要がある。だがこの問題においてわたしたちは、これを強く重視すると同時に、もう一方では客観的・科学的に、事実に即して対応・分析をしなければならない。中国の品質検査当局は現在、輸出乳製品の保存サンプルへの検査を進めている。問題が見つかった場合は、措置を講じ、関係国に通達すると共に、当該企業に責任の履行を命じ、製品を回収・廃棄する。

食の安全の問題は全世界が抱える共通の課題であり、中国はこの分野で関係国と意思疎通や協力を強化する考えだ。実際に中国中央政府は、粉ミルク事件に関する情況を把握した後、直ちに他国政府・当局および世界保健機関(WHO)を含む関係国際機関に情況を通達した。今後わたしたちは、食品の品質管理と食の安全に関する監督・管理を強化していく。こうした措置がしっかりと施行され、この分野でのわたしたちの取り組みがたゆまず強化されるに伴い、中国産食品に対する外国の消費者の信頼は必ずや高まっていくものと信じる。

「人民網日本語版」 2008年10月10日

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