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会談に臨む中英首相(英首相官邸前) |
温家宝総理は2日、ロンドン・ダウニング街10番地の首相官邸で、英国のブラウン首相と会談した。両首相は中英関係、世界的な金融危機への共同対応、国際金融システム改革の共同推進について、率直かつ誠意ある、踏み込んだ意見交換を行い、幅広い共通認識に至った。
温総理は「中英関係は新たな歴史的出発点に立っている」として、(1)両国間にはすでに何ら歴史的な問題がなく、これは双方がより高い境地、より広い視野で未来に向かうことを可能にしている(2)中英の戦略的共通認識が深まり、中英関係はすでに2国間の範疇を超え、世界に対して重要な影響をもたらしている(3)中英は今回の百年に一度の金融危機を機に、各分野の交流と協力を全面的に深め、両国関係をより高い水準へと押し上げていく??点を指摘した。
ブラウン首相は「中国は英国にとって重要な戦略パートナーであり、金融危機への世界の対応において重要な役割を発揮している。現在の情勢下において英中協力の強化は、公平で開かれた国際貿易環境を維持し、世界経済の早期回復を促進する上で重要な意義を持つ。温総理の訪問は英国に自信と協力のチャンスをもたらした。英国は引き続き、中国との友好協力関係の推進に尽力する」と述べた。
「人民網日本語版」2009年2月3日