ホーム>>政治>>中国軍の動向
軍士官制度の重大改革実施へ
発信時間: 2009-07-14 | チャイナネット

中国の軍士官制度が大きく改革される。中央軍事委員会はこのほど、「士官制度改革深化方案」を公布、新士官制度は今年12月1日に施行される。中央人民広播電台「中国之声」が伝えた。

今回の士官制度改革は、1999年の士官制度改革に続く政策面での重大制度調整となる。中国人民解放軍総参謀部軍務部の陳東登・副部長は、「法規・制度の改善と政策構造の調整を通して、中国の軍士官制度は、人材募集、人材育成、人材保留をより良く実施することが可能となる」とコメントしている。

陳副部長によると、今回実施される士官制度改革の具体的内容は以下の通り。

(1)ハイテク士官を増やす。兵士定員の全体枠を超えないことを前提として、中級・高級士官を増やし、主にハイテク部隊の技術力を充実させる。

(2)士官の構成比率を調整する。士官を初、中、高の3等級に分ける。

(3)士官の階級称号制度を調整する。階級称号を現行の6階級から7階級とする。

(4)士官選抜方法を改善する。士官登録制度と専門技術士官向け技能資格制度を導入し、専門家による高級士官評議制度を打ち立てる。

このほか、今回の士官制度改革には、士官に対する育成訓練・管理および給与待遇面で、明確な規定が盛り込まれた。

「人民網日本語版」2009年7月14日

  関連記事

· 金総書記、高級将校・士官の階級を昇進

· 職業病診断に行政階級別の区分なし 衛生部が明確化

· 中国軍 ゴビの砂漠での軍事訓練

· 中国軍 初の戦域レベル合同戦役訓練を実施

· 米国の「中国軍事力報告」は事実をひどく歪曲

·

  同コラムの最新記事

· 中パ共同生産の戦闘機「JF-17」 パキスタンで組み立て開始

· 中国海軍護衛艦隊第3陣がアデン湾・ソマリア沖へ

· 軍士官制度の重大改革実施へ

· 中ロ共同テロ対策軍事演習が7月下旬に

· 国産新型双胴ミサイル艇の訓練