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中ロ合同軍事演習の意義と特徴
発信時間: 2009-07-20 | チャイナネット

中国・ロシア両軍は7月22-26日、対テロ合同軍事演習「平和の使命2009」を実施する。中ロ両軍が「平和の使命2005」「平和の使命2007」に引き続き、上海協力機構の枠内で合同実施する、大規模な軍事演習だ。今回の合同軍事演習について、国防部外事弁公室主任の銭利華少将が「人民網」の取材に答えた。

----銭主任、中ロの対テロ合同軍事演習「平和の使命2009」の目的と意義をご紹介ください。

中ロの対テロ合同軍事演習「平和の使命2009」は、「平和の使命」として3回目の演習であり、政治的・軍事的に重要な意義を持つ。これは以下の3点に集約される。

第1に、中ロの合同軍事演習は地域の平和・安定の促進にプラスだ。現在、国際テロリズム勢力、民族分裂勢力、宗教過激勢力の「3つの勢力」の活動が猖獗を極めている。中ロ両国による対テロ合同軍事演習の実施は、「3つの勢力」を震撼させ、良好な戦略安全環境を構築する上で重要な意義を持つ。

第2に、中ロの合同軍事演習は両国の戦略的パートナーシップの深化にプラスだ。合同軍事演習の実施は、国家間に高度の戦略的相互信頼があることを示すものであり、中ロの国防分野の実務協力を強化し、戦略的パートナーシップを深める強力な措置だ。

第3に、中ロの合同軍事演習は両軍の戦闘能力および協力レベルの向上にプラスだ。今回の合同軍事演習は両国間の定例のもので、第三国を標的にはしていない。

----過去の中ロ合同軍事演習と比べると、今回はどのような特徴がありますか?

主に3つの特徴がある。第1に、演習の背景が特殊だ。今年は新中国成立60周年、中ロ国交樹立60周年にあたる。今回の演習は、両国の戦略パートナーシップを打ち固め、深める具体的な措置であり、上海協力機構首脳会議での合意を実行する重要な実践であり、両国の国交樹立を祝う一連の活動の重要な一部でもある。第2に、実戦化要求が際立っている。計画立案も演習項目の設定も、対テロ戦争の実戦化要求に沿って行われ、計画の出発点も各準備水準も高い。第3に準備期間が短い。合同軍事演習の決定から実際の演習までわずか半年しかなく、訓練を受ける機関も参加部隊も高い要求を打ち出しており、わが軍の迅速対応能力をさらに強化し、また誇示するものとなっている。

「人民網日本語版」2009年7月20日

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