国連の潘基文事務総長は29日の記者会見で、「現在および今後の中国の気候変動対策に満足している。中国はグローバルな気候変動対策において重要な役割を発揮することができる」と表明した。
潘事務総長は、訪中時に気候変動問題などについて意見交換した胡錦濤国家主席と温家宝総理が「中国は気候変動をめぐる協定交渉で積極的・建設的な役割を果たしていく」と表明したことについて、「非常に喜ばしく思う。気候変動分野で現在中国が行っている努力は、グローバルな気候変動抑制の戦いにおいて、中国が重要な役割を果たしていることを示している」と表明した。
また「国連は9月22日に気候変動問題のハイレベル会議を開く。100カ国余りの元首または政府首脳が出席し、12月にデンマークの首都コペンハーゲンで開かれる国連気候変動枠組条約締約国会議の準備として、主に気候変動対策の直面する試練やチャンスについて話し合う」と述べた。
潘事務総長はさらに「国際社会は、世界で最も貧しい、最も弱い国々の気候変動対策を支援しなければならない。わたしは、コペンハーゲン会議で公正で、効果的で、科学的な合意が締結され、各国に利益がもたらされるよう、引き続き努力していく。コペンハーゲン会議の開幕まであと5カ月足らずだ。国際社会は引き続きたゆまぬ努力を払わなければならない」と述べた。
「人民網日本語版」2009年7月31日 |