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全人代常務委員がネット利用者と初交流
発信時間: 2009-08-31 | チャイナネット

このほど閉幕した第11期全人代常務委員会第10回会議には、過去の会議にはないハイライトがあった。常務委員4人と専門家3人が26日、「気候変動対策」「発展モデルの転換と経済構造の調整」といった重要な議題について、人民網、新華網、中国人大網などのサイトでネットユーザーとそれぞれオンラインで交流したのだ。これは、全人代の発展の歴史に永遠に記録される出来事である。「検察日報」が伝えた。

全人代常務委員会の関係担当者はこれについて、「全人代常務委員会が重要議題について、常務委員会メンバーとネット利用者との共同対話という形で行った初の審議」と指摘する。

 

■ネットユーザーからは熱烈な反応「喜ばしい先駆的快挙」

「全人代のこの試みはやはりすごいことだ」--。この話は、ただちにネットユーザーの目を釘付けにし、大きな反響を呼んだ。30日午後8時時点で、大手検索サイト「百度」で「全人代常務委員会委員」「オンライン交流」などいくつかのキーワードを検索すると、24万7000件ヒットした。

各サイトを見ると「最高国家権力機関が初めてネットと接触、ネットユーザーは全人代の先駆的快挙を絶賛」「最高国家権力機関の要員が重要議題をネットユーザーと共に協議」「全人代がネットで民意を汲み取り審議」「全人代が初めて国家の大計をネットユーザーとオンラインで討議」「全人代常務委員とネットユーザーがオンラインで交流し、経済や民生を共に協議」といった見出しが目に飛び込んでくる。それぞれの見出しは、同じことを伝えている。全人代常務委員会は時代に合わせて進歩し、各方面の声に耳を傾け、人民の知恵や意見を集め、国の大計を共に協議するということだ。

ネットユーザー「merKur」は「代表の仕事とは人民の意思を代表すること。ネットの普及と時間の経過にともない、将来ネット世論はより広範な代表制を備えるようになると予測される。全人代がこうした方法で民意を代表することは喜ばしい先駆的な快挙だ」と、これを褒め称えている。

ネットユーザー「123456」は、「全人代のオンライン対談は非常に良い。わたしは普通の農民。このようなオンライン交流に参加するのは初めてで、この機会を与えてくれた全人代に感謝している」としている。

匿名のネットユーザーは、「今年の全人代開催期間中にも全人代代表とネットユーザーのオンライン交流があったが、全人代常務委員会の会議期間に委員らがサイトを訪れネットユーザーとオンライン交流するのは、やはり初めて。これも全人代の業務改善の重要な措置で、公民の秩序ある参与の重要なルートだ」としている。

「人民網日本語版」2009年8月31日

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