（4）アフリカ製品に対する中国の市場をさらに広げる。中国と国交を樹立した最貧国の95%の製品に対してはゼロ関税を実施し、2010年内にまず60%の製品に関してゼロ関税を行う。

（5）農業協力をさらに強化する。アフリカに援助して建設する農業モデルセンターを20カ所増やす。また50の農業技術グループをアフリカに派遣し、2000人の農業技術者を育成し、アフリカの食糧安全を実現する能力を向上させる。

（6）医療衛生の提携を深める。各30カ所の病院とマラリア予防･治療のセンターに5億元（約65億円）の医療設備やマラリア治療の物資を提供する。そのほかに3000人の医療人員を育成する。

（7）人的資源の開発と教育の協力を強化する。50カ所の中国アフリカ友好学校を建設し、1500人の校長や教師を育成する。また2012年までに中国政府の奨学金を受ける定員を5500人までに増やし、今後3年間に2万人の各種の人材を育成する。

（8）人文的な交流を拡大する。中国とアフリカの共同研究交流の計画実施を呼びかけ、学者とシンクタンクの交流や協力を促進し、発展の経験を交わし、双方がよりよく協力の政策を打ち出すために知的支持を提供する。

温家宝総理はさらに「中国の対アフリカ支持と援助は、これまでも将来においても、いかなる政治的な条件はつけない。中国は他の国や国際組織がアフリカの開発と建設に参加することを歓迎し、アフリカの平和や発展、進歩を共に促進する」と語った。

アフリカの指導者の多くは談話を発表し、中国が新しく打ち出した包括的な提携プランに対して深く感謝と歓迎の意を表した。

「チャイナネット」　2009年11月9日