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胡錦涛主席が今日からマレーシアとシンガポールを訪問 APEC首脳会議に出席
発信時間: 2009-11-10 | チャイナネット

 

中国外交部が明らかにしたところによると、中国の胡錦涛国家主席は10日から13日にかけてマレーシアとシンガポールを公式訪問し、14日と15日にはシンガポールで開催されるアジア太平洋経済協力会議(APEC)の第17回首脳非公式会議に出席する。

マレーシアとシンガポールを訪問

外交部は、胡錦涛氏の今回の両国訪問は国家主席になってから初めて、また中国国家主席が両国を訪問するのも15年ぶりということで、中国とこの両国、中国と東南アジア諸国連合(ASEAN)の関係発展の全面的な推進に重要な意義があると説明する。

中国商務部によると、中国とマレーシア、シンガポールとの間には良好な経済や貿易の関係があり、互いに重要な経済貿易のパートナーである。マレーシア訪問時には、経済貿易の協力に関する文書に調印し、インフラ整備などの分野での協力をさらに推進することになっている。シンガポール訪問中に双方の指導者は、両国の貿易や投資の促進、重点協力プロジェクトの推進、地域や国際経済貿易の枠組内での協力強化などについて重点的に検討することになっている。

APEC第17回首脳非公式会議に出席

APECの第17回首脳非公式会議は14日から15日にかけてシンガポールで開催され、胡錦涛主席も出席する。

国際金融危機のマイナス影響がまだ終結しないが、世界経済はやや回復の兆しが現れている。しかし回復の基礎はそれほど安定してはいない。アジア・太平洋地域は今回の金融危機で影響を受けたが、全体的な状況は他の地域に比べれてそれほど深刻ではなく、世界経済の全面的な回復にも重要な促進作用を果たしている。

またドーハラウンドのプロセスは困難かつ複雑で、貿易と投資の保護主義の傾向はより強まっている。また気候変動や食糧とエネルギーの安全など、世界的な問題は日一日と顕著になっており、こうした状況の中で今年のAPEC会議には各方面の注目が集まっており、会議での重要な成果が期待されている。

中国外交部は、中国は今年のAPEC首脳会議で以下の分野で積極的な成果を収めることを期待していると話す。

(1) 国際金融危機への対応や景気回復などの面でいくつかの具体的な協力計画を打ち出し、各方面が度量を高め、持続可能でバランスの取れた成長を推進する。

(2) 会議では貿易や投資の保護主義に反対するという明確で強いシグナルを出し、ドーハラウンドで確定した現有の成果を基礎に、一日も早く全面的でバランスの取れた成果を収める。

(3) 地域経済の一体化や貿易と投資の環境の改善、ボゴール宣言の目標を先進国が2010年までに達成するなどの面で新しい進展を収める。

(4) 引き続きAPECの改革や枠組みの構築の推進を安定させ、協力の効率を向上させる。そして協力する力を強化し、APECの役割と影響を引き上げる。

中国側は以下のように考えている。断固として貿易と投資の保護主義に反対し、WTOドーハラウンドを積極的に推し進め、持続可能な発展の実現に努力して、先進国は適切にボゴール宣言の目標を達成しなければならない。過去20年間にAPECは、貿易と投資の自由化、利便性、経済技術協力の面で数多くの成果を収め、いくつかの有益な経験も積んできた。中国は各方面と共に協力を深め、共同で金融危機に応対し、アジア・太平洋地域の各経済体の繁栄と発展を実現し、世界経済により大きな貢献をしたい。

「チャイナネット」 2009年11月10日

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