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中国 カナダを観光目的地に 司法協力を強化 |
発信時間: 2009-12-04 | チャイナネット |
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中国国務院の温家宝総理は3日、中国訪問中のカナダのスティーブン・ジョセフ・ハーパー首相と会談し、双方は両国の戦略的なパートナーシップをさらに促すために力を入れると表明した。 温家宝総理は「中国とカナダの関係は最近、双方の利益に合わない紆余曲折を経験した。中加の間に根本的な利害の衝突は全くなく、共同利益はもっと大きい。相互に尊重し互いに内政を干渉しないという原則を堅持し、お互いの核心的利益や重要な関心に配慮してこそ、中加関係は健全でかつ安定的に前に向かって発展することができる」と述べた。 また温家宝総理は「中国は、カナダが貿易多元化の戦略を実施し、対中国の輸出の拡大を歓迎している。これは中加貿易のバランスの取れた成長にとって有利である。また中加投資保護協定の話し合いを加速し、相互投資拡大のために法律的な保障を提供する必要がある。中国は港や鉄道、道路、電信などインフラ整備の面で、カナダ側が実施する『アジア太平洋ゲートウェー・輸送ルート整備計画』により多く参加したい。また中国はカナダを中国公民の観光目的地に決め、双方は教育、文化、スポーツ、観光、メディアでの交流を強化し、両国の人々の相互理解と友情を深める必要がある」と語った。 中加が共同声明を発表 容疑者送還で協力強化 ハーパー首相が中国に滞在していた3日、両国は共同声明を発表し、その中で双方は「自国の法律に基づいて多国間犯罪や容疑者送還での協力を強化する」と重ねて言明した。 共同声明によると、中加は2008年に発足した両国の司法や法律執行の協力、定期交渉システム、警務協力のルートで、両国の司法や法律執行での協力を引き続き拡大しているという。そして両国は一日も早く「犯罪取締りの協力の覚書」に調印し、犯罪所得の分かち合う協定の話し合いを行うことに合意、また前述の各項や今後考慮する関連問題について交流を維持し、この分野での協力をさらに拡大すると明らかにした。 「チャイナネット」 2009年12月4日 |
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