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ロ首相、米と均衡維持のため攻撃兵器開発を主張
発信時間: 2009-12-30 | チャイナネット

 

ロシアのプーチン首相は29日、ミサイル防衛(MD)システムを強化中の米国との戦略的均衡を保つため、攻撃兵器を開発する必要があると表明した。プーチン首相は「MDシステムと攻撃システムとの間には密接な関係がある。MD計画の実行には莫大な費用がかかり、その効率もまだはっきりしない。ロシアは米国のようにMDシステムを構築することはない。だが均衡を保つため、われわれは攻撃兵器システムを開発する必要がある」と述べた。

プーチン首相は同時に、両国の戦略攻撃兵器削減交渉を積極的に評価。戦略攻撃兵器削減の新条約を起草する中で、米国のMD計画に関する情報と引き換えに、攻撃兵器に関する情報を米国に提供する用意があると表明した。露米は現在、新条約締結交渉を積極的に進めており、その最終決定権は両国大統領の手中にある。

露米双方は新年連休後にも、新条約締結交渉を再開する。ロシアは最終段階で譲歩を引き出すべく引き続き米国に圧力を加えていく考えだが、一方でロシア首脳は、米議会のMD計画強硬派が柔軟姿勢に転じ、新条約を承認することも望んでいる。

「人民網日本語版」2009年12月30日

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