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インド外相「中国との共同発展に十分な余地」 |
発信時間: 2010-01-20 | チャイナネット |
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インドのクリシュナ外相はニューデリーで18日、中国メディアの取材に応じた。 「中国はインドにとって最大の隣国であり、中国との友好協力関係の発展はインドの外交政策の最重要課題の1つだ」。クリシュナ外相は発言の冒頭から立場を明確にし「両国はすでに戦略的協力パートナーシップを構築し始めている。シン首相と温家宝総理は、21世紀のための両国の共同ビジョンに署名した。両国の友好協力関係はすでに包括的発展の段階に入っている。両国の上層部は定期的に相互訪問し、積極的に接触している」と指摘。「両国は気候変動や世界貿易のルールを含むグローバルな問題において利益を共有する」と強調した。 また、近年両国の経済貿易関係が全分野で実際的な発展を遂げていることを高く評価。「中国は現在、インドにとって最大の貿易相手国であり、両国の経済貿易協力には、まだ掘り起こし可能な大きな潜在力がある」と指摘した。一方、貿易均衡の問題については、インド製品の輸入増加を中国側に求めた。 両国間に横たわる溝については「私たちが現在協議中のこれら突出した問題は、解決に時間がかかる。私たちは辛抱強くなければならない。両国関係は現在、たゆまず前進している。私たちは、これらの溝が他の分野の協力を妨げることのないよう力を尽くしている」と指摘した。 将来の両国関係の発展については「非常に楽観視している」と指摘。「私たちは中国を敵と見なしてはいない。両国が手を携えて共同発展し、良き隣人、戦略パートナーとして、互いの懸念に配慮する十分な余地があると信じている」と述べた。 西側世論に常に聞かれる「インドによって中国の台頭を抑制し均衡をとる」との声については、「インドの外交政策は独立しており、他のいかなる大国によっても決定されるものでない。インドは自国の利益に基づいて外交政策を決定している」と強調した。 「人民網日本語版」2010年1月20日 |
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