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中央統一戦線工作部長がダライ・ラマの特使を接見
発信時間: 2010-02-02 | チャイナネット

杜青林・中共中央統一戦線工作部部長(全国政協副主席)は北京で1日、ダライ・ラマ(14世)の私的代表、ロディ・ギャリ、ケルサン・ギャルツェンを接見した。

杜部長はギャリ一行に、中央政府の世界金融危機対策の成功、人々の注目を得た成果、全国各族人民が共に慶祝した新中国成立60周年活動の状況などを紹介した。

中央の第5回西蔵(チベット自治区)工作座談会について杜部長は「中央による、西蔵の経済・社会発展への高度の重視、各族人民への心のこもった配慮を存分に体現する会議だった。世界にはわが国のように、中国共産党のように、十数年続けて全国の力を挙げて1つの民族地区の発展を支援している国はない。西蔵各民族の根本的利益を真に代表し、西蔵各族人民の生活を真に幸福で素晴らしいものにできるのは中国共産党であり、中央と西蔵各級の人民政府だ」と指摘。

さらに「国益の侵害は許さない。主権・領土問題については、いかなる話し合いの余地もなく、いささかたりとも妥協の余地はない。憲法の準則を踏みにじることは許さない。いわゆる『大チベット区』や『高度の自治』は中国憲法に違反しており、これを徹底的に放棄してのみ、接触・話し合いの基盤ができ、ダライ・ラマ本人の出口もできる。民族の尊厳を中傷することは許さない。もしダライ・ラマ側が引き続き国際的な反中宣伝・破壊活動に従事し、基本的な尊重や誠意を欠くのであれば、接触・話し合いにはどのような進展もあり得ない。人民の共同の願いに背くことは許さない。西蔵の各族人民はますます安定を重んじている。民心を欺いてはならない。民意に背いてはならない。いかなる形の浸透・破壊活動も思い通りにはならず、ただ接触・話し合いの障害となり、ダライ・ラマ側を一層孤立させるだけだ」と指摘した。

杜部長はまた「中央のダライ・ラマに対する政策は一貫した、明確なものだ。接触・話し合いの扉は開かれている。この政策は今まで変わったことがない。ダライ・ラマがもし本当に接触・話し合いの進展、中央との関係改善を望むのなら、歴史を尊重し、時代に順応し、現実を見極め、幻想を捨て去るべきだ。自らの言動を徹底的に考え直し、自らの主張を根本的に改め正すべきだ。言動を一致させ、実際の行動によって中央政府の信頼を得、全国人民の信頼を得るべきだ。『チベット独立』であれ『形を変えた独立』であれ、暴力であれ『非暴力』であれ、『チベット問題』の国際化であれ国際反中勢力のための提灯持ちであれ、いずれも出口はないのだ」と強調した。

ロディ・ギャリとケルサン・ギャルツェンは、問題についての考えを述べるとともに、状況をダライ・ラマに報告すると表明した。

「人民網日本語版」2010年2月2日

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