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各国の駐中国大使「両会は中国政治の大イベント」
発信時間: 2010-03-08 | チャイナネット

いくつかの国の駐中国大使は人民日報の取材に「両会は中国政治における大イベントであり、両会の代表・委員は広範な代表性を有している。各国の駐中国使節・外交官は両会に高く注目している」と表明した。

駐中国パキスタン大使:両会は中国において非常に重要な役割を持っている。両会の代表・委員は広範な代表性を有しており、優れた人材が多数含まれるからだ。今年の両会は、中国経済の持続的成長、地域間や都市・農村間の格差の縮小、腐敗撲滅・清廉提唱の強化と社会の調和・安定の実現に役立つ成果を上げると信じている。

 

駐中国タイ大使:発展途上の大国である中国の民主政治建設や、中国が社会の調和・安定を維持していることは敬服に値する。調和と安定は国家の発展水準を高める上で極めて重要だ。中国はその政策において人間本位の姿勢を堅持している。たとえば、農業・農村・農民の「三農」問題の解決、社会保障システムの構築、医療・衛生サービスの改善、環境保護の強化などを重視しており、これらはいずれも人々に幸福をもたらすためのものだ。また、政治建設を中国の特色ある社会主義事業の全体的配置に組み込むことは、全面的で調和ある持続可能な発展の促進にプラスだ。

 

駐中国スーダン大使:今年の両会は、昨年世界のほとんどの国々が世界金融危機と経済後退による影響に依然深くはまりこむ中、中国経済が先んじて回復を果たしたという背景の下で開催されることが、過去の両会とは違う。過去1年間に中国はほぼ全ての分野で誇るべき成果を上げたと考えることができる。これには経済成長、調和社会の建設、祖国統一の大業、民主政治制度の整備などが含まれる。

 

駐中国スペイン大使:両会は中国が昨年の活動状況を総括し、今年の活動目標・任務を決定する会議だ。温家宝総理は5日の政府活動報告で、中国政府の過去1年間の活動を十分に詳しく説明し、2010年に取り組む目標や方向性を明らかにした。2009年は世界各国にとって非常に困難な年だったが、中国は非常に優れた成果を上げた。中国は世界に先んじて経済回復を果たし、国内総生産(GDP)前年比8.7%成長を達成し、素晴らしい答案を示した。中国政府は2010年の具体的目標として、雇用増、インフレ抑制、住民消費の拡大、経済成長パターンの転換加速などを打ち出している。こうした目標の達成は、世界各国にとってプラスになると信じている。

「人民網日本語版」2010年3月8日

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