ロシア訪問中の習近平国家副主席は24日、モスクワでメドベージェフ大統領と会談した。
習副主席は「昨年両国は国交樹立60周年を共に祝い、『中国におけるロシア語年』を開催した。両国の戦略的協力パートナーシップは新たな重要な進展を遂げ、政治的相互信頼は一層深まり、相互支持の力も強まった。両国間の貿易額は世界金融危機による打撃である程度減少したが、経済貿易協力の質は高まり、貿易構造は改良され、エネルギーなど重点分野での協力に重大なブレークスルーがあった。両国は国際・地域問題において緊密な意思疎通・協力を行い、複雑で変化に富む国際情勢による両国への試練に適切に対処し、数多くの重大な国際・地域問題において成果に富む協力を行い、両国の共通利益を守り、世界の平和・発展の促進に重要な役割を果たした」と述べた。
習副主席はまた「今年両国は非常に多くのハイレベル交流を予定しており、両国首脳は二国間・多国間の重要な場で一連の会談を行う。こうした緊密なハイレベル交流は、両国関係や国際・地域の重大な問題に関する迅速な意思疎通や、政治的相互信頼の増進、戦略協力の促進に必ずやプラスとなる」と述べた。
メドベージェフ大統領は「ロシアは現在のロ中戦略的協力パートナーシップの良好な発展基調に満足している。習副主席が今回特にロシア辺境地区を訪れ、『ロシアにおける中国語年』の開幕式に出席し、両国の地方協力や人文交流を強化する政治的意欲を明らかにしたことを高く評価する。これによって両国関係の発展は必ずや力強く促されるだろう。中国側と新たな情勢の下での協力を拡大し、国際・地域問題で協調を強化し、重要問題の外交的解決を促し、両国関係を不断に前進させていきたい」と述べた。
「人民網日本語版」2010年3月25日