現地時間26日夜、中国の全国政治協商会議の賈慶林主席はナミビアのサム・ヌジョマ初代大統領、カペレ全国委員会議長と共にウィントフックで行われる両国国交樹立20周年の招待会に出席し、講演を行った。

　賈慶林主席は「中国とナミビアの関係を発展させるには、これまでの事業を受け継ぎ、未来の発展の道を切り開き、幾世代にわたる友好の原則を踏まえて、両国人民の友情を絶えず強化させて行くべきだ。また、政治的信頼、互恵平等、相互の主権と国情、国民の意志と選択を尊重すること、経済面で互恵共栄を堅持し、互いの協力によって共同発展を促進させること、国際問題においては、協調と協力を強化し、相手の核心的利益に関る問題で互いに支持すること、さらに、共通利益について対話を行い、両国関係を長期にわたって健全に発展させていくことを保障する必要がある」と述べた。

　賈慶林議長はまた、「中国はナミビアと共に努力し、両国の指導者が達成した共通認識を確実に実施し、両国の友好協力関係を絶えず新たな段階に推進して行くべきだ。これについて次の4つの点を提案する。一つは友情を深め、政治的信頼を強化させること。2つ目は経済貿易協力を強化し、互恵共栄を実現させること。3つ目は、人文交流を拡大し、世代の友好を促進させて行くこと。4つ目は、協調を強め、両国や広範な発展途上国の共通利益を維持することである」と述べた。

　一方、サム・ヌジョマ初代大統領は、「両国は終始、信頼できる友人だ。ナミビアは両国の幾世代にわたる友好に努力し、『一つの中国』政策を続行し、中国の平和の大業を支持していく。双方が手を携えて努力し、中国・アフリカ協力フォーラムを活かし、両国関係とアフリカと中国の関係の全面的な発展を推進し、南南協力を強化し、広範な発展途上国の共通の利益を維持するために新しく貢献するよう希望する」と述べた。

「中国国際放送局　日本語部」2010年3月28日