中国外交部の秦剛報道官は29日、モスクワで起きた地下鉄での爆破テロ事件を強く非難し、犠牲者に哀悼の意を表した。
秦剛報道官は「中国は3月29日朝、モスクワの地下鉄で起きたテロ襲撃事件を強く非難し、遺族と負傷者に慰めの意を表した。中国の指導者はロシア指導者に電報を送った。われわれはロシアがテロ取締りのために尽くした努力を支持し、ロシア側と両国と上海協力機構の枠組み内で協力を強化し、三つの勢力(民族分離勢力、宗教極端勢力、テロ勢力)と闘い、地域の平和と安定を保つ」との考えを示した。
モスクワの地下鉄で29日朝に起きた2回の連続爆発により、これまで少なくとも37人が死亡し、数十人が負傷した。ロシア政府はこの2回の爆発はテロ作為だとしている。連邦保安庁は同じ日、取調べにより爆発は2名の自爆テロによるものだとした。
「中国国際放送局 日本語部」より2010年3月30日