謝旭人財政部長は先日、社会保障税の導入を検討する方針を明らかにした。これに対する民衆の反応は極めて大きく、あるウェブサイトの投票では7割以上の人々が民衆に負担増を招くとして社会保障税の導入に反対している。だが専門家は、社会保障税の導入は現在の社会保障「費」を「税」にすることと理解でき、通常では民衆の負担増にならないと指摘する。「京華時報」が伝えた。
社会保障税は決して新たな税ではなく、これまでの「費」を「税」に改めるだけだ。また、社会保障税の導入は世界の標準に合わせることでもある。最も重要な点は、社会保障税の導入が、民衆に負担増を強いないだけでなく、積極的な現実的価値にも富むということだ。専門家の指摘するように、「税」の徴収は法的強制性が強いため、社会保障資金の確保に有益であり、社会保障の基盤固めとなる。また、社会保障の資金集めを「費」から「税」に改めることで、その来源を拡大し、その支出を財政支出に組み込むとともに、各省バラバラの現状を改め、全国統合的な計画を立てることができるのである。
「人民網日本語版」2010年4月6日