習近平｢中国は6方面からアジアのエコ発展を推進｣
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習近平国家副主席は10日午前、海南省博鰲（ボアオ）市で行われたボアオ・アジア・フォーラムの開幕式で基調演説を行った。この中で習副主席は「エコ発展と持続可能な発展は現代世界の時代的潮流だ。アジア各国は引き続き共通認識を凝集し、団結・協力を強化し、実践の中でエコ発展と持続可能な発展の道を歩み、アジアと世界に幸福をもたらさなければならない」と強調した。
習副主席は「中国はアジア各国と共に手を携え、アジアのエコ発展と持続可能な発展を6方面から推進していきたい」と指摘。以下を挙げた。
（１）成長パターンを転換し、エコ発展の実現に努め、エコ文明理念と環境保護意識を大々的に発揚して、各社会構成員が自覚的行動としてエコ発展・エコ消費・エコ生活モデルを堅持し、人類共有のふるさと地球を守るようにする。
（２）科学技術を大いに重視し、イノベーションによる発展を支え、低炭素技術の開発を加速し、高効率・省エネ技術を普及させ、新エネルギーや再生可能エネルギーの比重を高めて、アジア各国のエコ発展や持続可能な発展を科学技術面から力強く支える。知的財産権の保護を前提に、技術共有を実現する。
（３）開放の拡大を堅持し、調和ある発展を実現し続け、各種形式の保護主義に断固反対し、これを抑制し、公正で自由で開かれたグローバル貿易・投資システムを維持する。
（４）引き続き協力を強化し、共同発展を実現し続け、マクロ経済政策面の協調を強化し、国際的な新興産業協力の推進に力を入れる。特に省エネ・排出削減・環境保護・新エネルギー分野の協力を強化する。
（５）貧困撲滅に力を入れ、均衡発展を一歩一歩実現し、南南協力と南北協力を強化し、ミレニアム開発目標の実現を推進し、持続可能な発展の恩恵が貧困地域・国の人々に真に及ぶようにする。
（６）大いに人材を育成し、全面的発展を推し進め、アジアのエコ発展や持続可能な発展と人の全面的な発展の相互促進、相互補完を図る。
「人民網日本語版」2010年4月12日
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