賈慶林・全国政協主席(中共中央政治局常務委員)は26日、青海省地震の被災地を訪問した。賈主席は被災者や救援隊員を慰問。被災状況を視察し、救援活動などの進捗状況を把握し、陣頭指揮を執った。
賈主席は午前10時頃、現地入りするとすぐに、地震で校舎の倒壊した玉樹県第1民族中学校の教員や生徒を見舞った。賈主席は「みなさんは災難に動転することなく、すぐに立ち上がり、積極的に救援活動に加わった。ボランティアになった方もおり、強靱さを示した。古い民族中学校は地震で倒壊したが、新しい民族中学校が私たちの手で必ず建設されるだろう」と語りかけた。
賈主席はその後、結古寺、禅古寺および周辺の寺院23寺の僧侶2000人余りからなる捜索救援隊20チーム余り、および最も深刻な被害を受けた結古鎮扎西科村で被災者の救援や財産の保護にあたる人民解放軍の指揮官や兵士、武装警察部隊の将兵、民兵予備役、公安人民警察を慰問した。
午後には青海省の共産党委員会や政府から救援活動や震災との戦いについて報告を受け、「震災と闘い被災者を救う闘争はすでに重大な段階的成果を上げている。被災者に適切な避難所を提供し、医療・衛生活動に全力を挙げ、民族・宗教工作に力を入れ、復興作業を全面的に始動しなければならない」と指摘した。
「人民網日本語版」2010年4月27日