日本メディア:中国が南中国海の80%を掌握

タグ: 領有権 南中国海 南沙諸島

発信時間: 2010-05-12 14:20:00 | チャイナネット | 編集者にメールを送る

『ニューヨーク・タイムズ』の報道によると、今年3月、中国は訪中した米国高官2人に対し、北京はいかなる南中国海への干渉も許さず、同海域が中国の中心的な主権・利益の一部となっていると主張した。『ニューヨーク・タイムズ』は米国官吏の話を引用し、中国は初めて南中国海を国のコア利益の範囲に組み入れ、その重要性は台湾問題やチベット問題と同じだと報じた。これは、国家主権を保護するため、必要があれば中国は武力や威嚇といった手段を採ることを意味している。

テオ・チーヒン・シンガポール副首相兼国防大臣は今年3月、戦略国際問題研究所で行ったスピーチで次のように述べた。「中国は東南アジアで、温和で友好的なふるまいをしているが、国のコア利益が脅威を受けたときは話は別だ。昨年、マレーシアとベトナムが南中国海の主権保有を国連に提案したことに対する中国の対応で、それは証明された。中国はその翌日に反論し、東マレーシアとナツナ諸島の海域の領有権に言明した」

中国が南中国海で自信を高めるにつれ、この問題にどう対応するかでASEAN加盟国の意見が分かれている。「中国が掌握する西沙諸島と南沙諸島の島々を保有する」と主張するASEAN議長国ベトナムは、中国への共同対処で各加盟国をまとめられずにいる。ASEANが統一戦略を構築できないという状況下で、日本や米国、インド、オーストラリアを含む関係国も、中国を制止するのがより難しくなっていることに気付いている。

「中国網日本語版(チャイナネット)」 2010年5月12日

     1   2  


コメント

コメント数:0最新コメント

コメントはまだありません。